気象解説者の片平敦さん初著書「仕事で得する天気の雑学」出版 ── アンカーでおなじみのダジャレも
テレビの天気は3分10秒「短い中にギュッと凝縮」
さて、片平さんといえば「スーパーニュース アンカー」のお天気コーナーで知られているが、あのコーナーの放送時間は「3分10秒」だという。
「基本はトータル3分10秒なんですが、あすの天気予報とかをお伝えする部分の前に『豆知識』とかを入れています」と片平さん。短い時間ながらも、その中に様々な情報をギュッと凝縮して伝えているという。 コーナー冒頭では、村西利恵アナウンサーの質問に答えるというやりとりがある。それについて片平さんは「最近は日々の生活の中で天気や季節を意識する機会が減っていると思う。けど、だれも天気からは逃れられない。それだったら、天気を楽しく感じてもらおうと考え、いつも冒頭部分で話しをするときは、季節の話や天気の豆知識をみなさんに役立つようにお伝えしたいと意識してるんです」と話す。いわば、村西アナが視聴者の「代表」として、天気の疑問を片平さんに投げかけ、それに答えているわけだ。 また「小さいお子さんからお年寄りの方のこと、病気療養中の方もいるかもしれない」ということを考え、「そんなみなさんに季節の気配や足音を伝えたいと思ってます。あのやり取りも、大切にしながらやっていきたい」といつもの笑顔で語った。