巨大看板で地元の名所紹介 四国中央・切山の住民ら設置「魅力味わって」(愛媛)
ようこそ平家の里、切山へ-。香川県との県境に位置する四国中央市金生町山田井の切山地区に6日、地区の名所を紹介する巨大看板がお目見えした。住民やファンらの手作りで、自治会長の参鍋修一さん(74)は「念願の大看板。愛媛側にも足を運ぶきっかけになればうれしい」としている。 縦1・1メートル、横2・6メートルの大看板は、参鍋さんの呼びかけに、三島高書道部OBで書道パフォーマンス甲子園に2回出場した手すき和紙職人の大西満王さん(25)と市内で飲食店を営む森田由美子さん(43)が「地域に恩返ししたい」と快諾。森田さんが優しいタッチで山や神社、史跡を描き、大西さんが名所の名前や地区に残る伝承を揮毫(きごう)し、クスの木目を生かした素朴で温かみのある看板に仕上がった。 参鍋さんは「登山後、真鍋家住宅や生き木地蔵にも立ち寄り、地区の魅力を味わってほしい」と話した。
愛媛新聞社