「仕事に行くのが怖い」インドの研修医レイプ殺人、被害者の同僚が心境を明かす
インド・コルカタで研修医がレイプされた上殺害された事件で、被害者と親しかったという同僚がインタビューに応じ、事件後精神的にトラウマを抱え、仕事に行くのが怖くなったと苦しい胸の内を明かした。 この女性の安全のため、以下のインタビューの映像と音声は加工されている。女性は、被害者(31)と頻繁に顔を合わせていたと話す。 被害者の同僚 「私たちは毎日会って、仕事の話をしたり、少なくとも言葉を交わしていたが、突然予期せぬことが起こった」 職員から話を聞いたところによると、被害者は36時間勤務のうち20時間近く働いた後、大学の講堂で休憩をとっていたところ、被害にあった。この同僚は、事件後睡眠がとれていないと話す。 「時間の経過がよくわからない。眠い時もあれば、眠れないときもある」 病院職員の安全・安心について当局から具体的な保証が得られず、恐怖の雰囲気が漂っていると、同僚は話す。「(事件後)9―10日経っても彼らは何もしていない。いまのところ何も変わっていない。私たち、とくに女性研修医は、病棟に入るのが怖い。警備が以前と同じということは、誰でも襲われる可能性があるからだ」 事件に抗議するデモが全土に広がり、医師らは緊急性のない患者の診察を拒否した。事件後、市民警察ボランティアとして登録されていた男が逮捕された。 政府は、医療従事者の保護策を話し合う委員会を設置したと発表。医師らに早期の職場復帰を求めた。