中国で子どもを抱っこしたまま、「兵馬俑」に侵入した母親 苦しい言い訳に賛否両論
20世紀の考古学における最大の発見ともいわれる、中国陝西省の西安にある兵馬俑。世界遺産にも選ばれている貴重な遺構なのだが、先日、中国人の女性観光客が子どもを抱っこしたまま、兵馬俑が並ぶ柵の中に侵入する動画がネット上にアップされ、話題を集めた。 【動画】周囲が唖然とするなか、兵馬俑に突入する母親 いったいなぜ女性はそんな行動を取ったのか──。 中国メディア「澎湃新聞」によると、騒動が起きたのは、観光シーズンの真っ盛りにあたる8月のこと。施設の関係者の証言によると、この日は雨が降っており、体を濡らした子どもが発熱してしまったのだという。 それに気づき、一刻も早く外に出ようとした母親だったが、狭い通路は人でごった返していたため、やむを得ず子どもを抱っこして柵の中に入り、出口へ向かったのだった。 事の顛末を知った中国のネットユーザーからは、「子どものためを思っての行動だったのなら理解できる」「子を持つ親ならば、みんな彼女の気持ちが分かる」「何の問題もない」と母親のとっさの行為に理解を示す声が多く寄せられたが、一部では「理由はどうであれ、こういった行為は良くない」「この理由は本当なのだろうか? とっさの言い訳じゃないのか」といったネガティブな声も見られた。
COURRiER Japon