「テロ?」「また外国人が?」…新年早々世間を騒がせた〝皇居トイレ落書き犯〟の呆れた動機
新年早々の皇居内での事件に世間は騒然となった ◆2年ぶりの一般参賀で〝事件〟が 1月2日、2年ぶりに皇居で行われた一般参賀。宮殿のベランダに天皇・皇后両陛下、愛子さま、上皇ご夫妻、秋篠宮ご一家らが姿を見せると集まった人たちから大きな歓声があがった。 【驚愕】大麻も所持か…皇居で「便所の落書き」をした男の驚きの素顔 昨年は元日に起きた能登地震のために新年の一般参賀は中止となっていた。また今年は入場者の抽選もなく、コロナ前の対応に戻していたことで6万人の国民が皇居を訪れた。 そんな祝賀ムードの中、事件は起きた。 「1回目のお出ましが終わって20分ほど経った10時35分ごろに騒ぎは起きました。皇居内のトイレの金属製の柵に黒いフェルトペンのようなもので落書きをした器物損壊の現行犯で、神奈川県座間市の造園業・小林大輔容疑者(46)が逮捕されたのです。 トイレは一般参賀が行われた宮殿・東庭から乾門へ退出するルート上、蓮池参集所の近くにありました。小林容疑者が落書きしているところを目撃した一般参賀者からの通報で逮捕されています」(社会部記者) 事件の速報ニュースにネットでは大きな反響があった。 《何人? 国籍がどこであれ不起訴で無罪放免はやめてほしい》 《宗教や思想は自由だが、このような犯罪は厳しく取り締まるべき》 《外国人を優遇してどんどん入国させるから、こんなテロのようなことが起きる》 「’24年5月に中国人の男が靖国神社の石柱に放尿するしぐさをしてスプレーで落書きした事件や、8月にやはり靖国神社で起きた落書き事件を連想した人は多かったようです。 5月の事件では犯人の1人は逮捕されて懲役8ヵ月の有罪判決を受けました。しかし残り2人の容疑者と8月の事件の容疑者は帰国してしまったことで、逮捕できていません。また、12月に明治神宮の鳥居に落書きをしたアメリカ国籍の男性は器物損壊の容疑で逮捕されましたが不起訴になっています。 また、現場は宮内庁庁舎にも近く、関係者の出入りが多い。かなり目立つ場所でもあるために〝覚悟の上での犯行〟という見方も当初は多かったのです」(同前) だが、実情はどうも違っていたようだ。小林容疑者は取り調べに対して「皇居に来た目的は一般参賀。トイレに立ち寄った際に急に思いついて書いた」と供述しているという。 「普通に一般参賀者として、荷物のチェックも受けて入場していたようです。逮捕された際に小林容疑者の所持品からは大麻のようなものが発見されていますが、『大麻ではない』と話しているそうです。また、現場近くのマンホールでも落書きが見つかっており、警察は関連を調べています」(同前) 正月早々に世間を騒がせた犯行は、まさに〝お騒がせ〟な結末だったようだ。
FRIDAYデジタル