「命の選択」の先に…ALS患者・吉岡哲也さん 家族に看取られ永眠 5年10カ月の難病との闘いの記録【島根発】
家族に見守られながら安らかに…
しかし、2023年12月、吉岡さんは息苦しさを感じ、肺炎を起こすようになった。 やがて、人工呼吸器を装着しても呼吸が難しくなり、2024年11月30日、家族に見守られながら、息を引き取り、61歳の生涯、そして難病との闘いに幕を下ろした。 2024年12月、松江市内で吉岡さんの葬儀が営まれ、妻・朋子さんが喪主として、あいさつに立った。 妻・朋子さん: 思いもしない筋萎縮性側索硬化症という難病の診断を受けてから5年10か月、明るく、誰にでも好かれる人でしたから、病の日々にも新しい出会いがあり、多くの人とつながりを得られたことでくじけずにやってこられました。しかしながら、本人の願いとは裏腹に、この病気は哲也さんの心と身体を確実に終わらせ、安らかに旅立ちました。明るく生き抜いた哲也さんの人生を彩ってくださった皆さまに、家族一同、心から感謝申しあげます。 病気と向きあいながらも笑顔を絶やすことはなかった吉岡さんをしのび、闘病生活を支えた人々との絆に感謝を表した。 (TSKさんいん中央テレビ)
TSKさんいん中央テレビ