髙塚大夢「INIとしては唯一の韓国語の楽曲です」INIの楽曲『Busterz』をセルフカバーした理由は?
――「自分たちの曲を歌ったほうが自分らしさが見えると思いました」
髙塚:原曲は11人で歌っているからそれぞれの癖とか歌い方とかがあるんですけど、そこを自分なりに表現しました。Aメロの(許)豊凡と、(藤牧)京介がけっこう柔らかめに裏声混じりで歌っているところを、自分はうしろのビートに合わせて強めに歌ってみたりしています。 あと、この曲は原曲だと「打ち噛ませHIROTO」っていうフレーズがあるんです。実際、これを本当は録っていたんですけど、(西)洸人はいないし(笑)。「打ち噛ませBusterz」とか「打ち噛ませ INI」とかいろいろ考えたんだけど、曲の雰囲気、今回はジャズアレンジで、自分が見せたいところとかを考えた結果、「なし」にしました。でも、すごく面白かった! 別の見せ方をしましたっていうことです! あとは、そもそも“なんでこの曲を選んだのか”ってとこですね。さっきも話した通り、自分が音楽で、1つの曲ですごく音楽を楽しんでる、自分なりの遊び方をしてるっていうのを見せたかったということもあって。そういう意味で、誰かの曲を使うよりも自分たちの曲を歌ったほうが、より自分らしさというか、変化が見えるなって思ったんです。 それもあるし、正直な話をすると、この原曲をみんなで歌いますってなったとき、初めて聴いたときにすごく好きな曲だったんです。だけど、ラップメインの曲っていうこともあって、あまりパートをもらえなくてすごく悔しかったんです。誰よりも悔しいけど、めっちゃいい曲だからと思って、ラップパートももちろん覚えたし、他のメンバーの歌い方とかもすごく聞き込んだんです。 それで、より楽曲の魅力にも気づいたし、INIの他のメンバーの声の特徴とか、いい部分とかも気付けたりとかしたんです。そこですごく勉強になったからこそ、自分なりに表現したいな、表現したらどんなのができるかな? っていうのを思って、今回はチャレンジしてみました。全部韓国語だし、ジャズっぽい曲は普段歌わないジャンルなのですが、だからこそ自分としてもいろんなことに気づけたコンテンツだったなと感じます! 今回初めての個人コンテンツだったんですけど、めちゃくちゃ自分も楽しかったよっていう声もたくさんファンの方からいただきましたし、自分でもすごくいいコンテンツだったなって思います。これからもたくさんこういったことをやっていきたい! 生徒のみんなも今後を楽しみに待っていただけたら嬉しいです! (TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! INI LOCKS!」2024年8月20日(火)放送より)