再稼働した女川原発2号機、15日に発電・送電開始…営業運転には12月頃移行へ
東北電力は14日、再稼働した女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)2号機(出力82・5万キロ・ワット)の発電と送電を15日に開始すると発表した。発電後に段階的に出力を引き上げ、12月頃に営業運転を開始する。 【空撮動画】女川原発…宮城(10月25日撮影)
2号機は10月29日に再稼働したが、機器のトラブルにより、今月4日に原子炉を停止。原因を特定し、再発防止策を講じた上で13日に再び原子炉を起動し、核分裂反応が安定して続く「臨界」に達した。
15日は発電機と送電網を接続し、電力の供給を行う。東北電は安全対策のため、発電開始後に原子炉を一度停止し、機器や設備を改めて点検した後で営業運転に移行する方針だ。