【安田美沙子さん(42)】兄弟2人の子育て術とは…子どもたちの「今」を目一杯楽しみたい!|STORY
価値観が変わったサマースクール
■サマースクール中のプライベートショット(提供/安田美沙子さん) この夏、長男と2人でサマースクールに行きました。40歳になってから、自分がしたいことを諦めたくないという気持ちと、子どものそれぞれの興味に向かって過ごさせてあげたい気持ちが強くなったんですよね。私は大学まで英語を専攻していて、本当は留学したかったんですけれど上京してしまったし…いつか学び直したいと思っていました。 長男も小さい頃から英語に触れていてアウトプットも必要だと思っていて、「今だ!今しかない!」と。次男は虫取り大好きっ子なので、パパの実家の新潟へ行かせることに。ギリギリまで悩みましたが、知り合いに紹介してもらい、ケアンズを観光しながら先生にマンツーマンでついてもらえる1週間のスクールを申し込みました。楽しかったですねー!普段見られない長男の逞しさを感じました。私以上に物怖じせず、英語でどんどん子ども同士でも大人とでも話しちゃうんですよ。 アパートで自炊もしたので、朝食で作った雑穀パンのハニートーストや、先生に教えてもらったサーモンクリームチーズサンド、ケアンズの思い出の味となって私たちの中に残っています。ケアンズは温かみのある町で、無理せずナチュラルでいられました。東京にいないことで色々な意味でゼロベース…タレントでもなく、ひとりの人間として接してもらえたのもありがたかったです。 長男は次男が生まれてから、弟に譲る場面も多かったので、2人だけで一緒にいられたこの時間が幸せそうでしたね。次男も新潟で楽しく過ごしてくれたようで、離れてみたことで彼の成長も感じました。兄弟は別でもいい、一緒にいなきゃいけない!こうしなきゃいけない!とか…なくていいんだなーと。価値観が変わりました。
子どもたちの今の時間を大切にしたい
パパと私の子育てや家事配分は本当に全部半々。私が仕事の日にはパパに見てもらいますし、送り迎えも行ける日は行ってもらいます。基本ペアでやっている感じで、洗い物と洗濯はパパが、料理は私。パパの展示会に子どもを連れて行くこともあり、パパが働いている姿を見せられるのもいいなーと。子どもたちはお手伝いしたいとか言って、ドリンクを配ったりもしてほのぼのします。 私たちは大人でワイワイ楽しむのも好きだけど、その中で子どもたちが嬉しそうな顔をしているのを見て、子どもが“こういうこと好きなんだ”と観察して研究するのも好き。ちゃんとその姿を目に焼き付けておこうと。多分、今しかない時間ですしね! でも自分たちも楽しみます。一緒に大人がキャーキャー言っていると子どもも嬉しいと思いますから。でも、こんなに可愛いのに…いつかは来る反抗期にドキドキしてます。まだ大丈夫ですかね。今は「ママ、ママ」だけど、「クソババア」とか言われる日が来るのかな…泣いちゃいますねー。 でも、そういうものと思っておくのがいいですよね。自分たちの時代のような“親と全く喋らない”なんて、今の時代はそこまでならないようにも思います。多少、何かがあっても、仲良くしてくれたらいいなぁ。 《安田美沙子さんprofile》 1982年生まれ京都府出身。20歳でミスマガジンに選ばれてデビュー。 出演番組は「あっこにおまかせ」やNHK連続テレビ小説「カーネーション」など、バラエティーからドラマまで幅広く活躍。 31歳で結婚し、現在は2児の母。食育インストラクターなどの資格を取得し、食育活動にも精力的に取り組んでいる。日々の生活を綴るインスタグラム @yasuda_misakoはフォロワー36万人超え。著書に「安田美沙子のRunから始まる笑顔な暮らし ~美・食・走る---私のゆる楽しい日々の習慣」(小学館) 衣装協力:ワンピース¥19,030(room306 CONTEMPORARY MINAMIAOYAMA)ピアス¥38,500(PLOW)リング¥16,500(MERAKI/フラッパーズ)サンダル¥9,900 (CHARLES&KEITH/CHARLES&KEITHJAPAN) 撮影/古水良 ヘア・メーク/NANA スタイリスト/河野素子 取材/竹永久美子