ロシア国防省は23日、ウクライナ東部ドネツク州でセレブリアンカとミコライフカの2集落を掌握したと発表した。ウクライナの軍事ブログは、同国軍がミコライフカの南西に位置するセリドフの防衛で圧倒的不利な状況にあると伝えた。ロシアはセリドフを制圧すれば、ポクロフスクに進軍する道が開かれる。 こうした中、セリドフにある集合住宅の屋上にロシア国旗が掲げられる映像が、SNS上に投稿された。ロイターは衛星画像から撮影場所を確認したが、撮影日を独自に確認することはできなかった。 親ロシア派ブロガーらによると、ドンバス地方全体の支配権獲得を目指すロシア軍は、ウクライナ東部の4つの町を攻撃している。22日のブロガーの投稿によると、ロシア軍はウクライナ東部のセリドフ、ヒルニク、クラホべ、トレツクでウクライナ軍と交戦している。 公開情報によるとロシア軍は今年9月、2022年2月の侵攻以来、最も早いペースで進軍した。