SNSの新トレンドか。空港の手荷物検査でキラキラ写真ってアリ?
そこでやらなくても、の声
…と、こういう写真を見てるだけなら、人のカバンの中身や旅行ガジェットを見せてもらう感覚で楽しいんです。が、これをあのピリピリした空港のセキュリティゲートで撮ってるの?と思うと、小心者の自分はドキドキしてきます。TikTokやInstagramのコメント欄にも「邪魔じゃない?」とか「人の流れを止めないで」といった声がかなり集まっています。 こうした声に応えて、上のHenriquezさんは「空港トレイ写真を撮るときは、セキュリティチェックが終わってからにしてね」という動画をアップしたりしています(ということは、チェックの前に撮影する猛者もいたんでしょうね!)。ただこれに対しても、「トレイの数は限られてるから、使い終わったらすぐにベルトに戻すべき」という反論が付いてますが…。 またTaichさんは、そもそも空港で撮るのではなく、あのトレイをAmazonで購入して自宅で撮影してるとのこと。旅のリアリティを出すために搭乗券をPhotoshopで作ったりもしてるそうで、これまた違った方向の猛者ですね。
禁止ではないの?
ちなみにNew York Timesによれば、米国の空港でのセキュリティチェックを管轄するTSA(運輸保安庁)はこのトレンドを容認してるようです。取材に対し「キラキラ写真のせいで遅延が発生したり、チェックポイントにいる他の旅客の迷惑にならない限り」問題ない、という回答でした。筆者が調べた範囲では、他の国でも(今のところ)当局からのお達しなどはないようです。 なので空港トレイ写真、ルール的にダメというわけではないんですが、もし撮るなら周りの混み具合などを気にしつつのほうがいいのでしょうね。また逆に、もし周りでそれっぽい撮影をしてる人がいても、イラッとせずに見守る心のゆとりを持っておきたいです。 考えてみれば、あのコロナの混乱はまだほんの2、3年前です。当時は空港トレイ写真どころか、飛行機に乗ってどこかに行くことそのものにものすごい制約があって、涙を飲んだ人がたくさんいましたね。そう思うと、空港セキュリティで写真を撮れるとか、それがアリかナシか言い合えるって、それ自体が幸せだなとしみじみしてしまいました。 で、このトレンドは、アリなんでしょうか? Source: The Guardian、New York Times
福田ミホ