お酢の効果でやわらかい!フィリピン風とりのお酢煮「アドボ」
気温や湿度が高くなるこの時期は食欲が落ちがちですが、しっかり食べないと夏バテしてしまいます。そこで疲労回復、食欲増進、消化吸収を助ける働きのある「酢」を料理に活用しましょう。酸っぱいものは苦手という方にも食べやすい、酸味を抑えつつもしっかり酢の効果が期待できるおかずを紹介します! 【画像で確認】夏バテ防止に!「酸っぱすぎない酢のおかず」バリエたくさん! 教えてくれたのは ▷農芸化学博士 小泉幸道先生 東京農業大学名誉教授。発酵食品学、醸造学(酢)が専門で、40年以上、酢の研究を続けてきた「お酢博士」。 ▷髙山かづえさん 料理研究家。ふだんから酢を活用することが多く、15本くらい常備し、料理によって使い分けを楽しんでいる。旅先で酢を買ってくることも多い。 ■アドボ(フィリピン風とりのお酢煮) 煮込んだとり手羽がやわらかくておいしい 【材料・2人分】 とり手羽元...6本(約350g) ゆで卵(熱湯から8分ゆでたもの)...2個 玉ねぎ...1/2個(約100g) にんにく...2片 赤唐辛子...1本 ■A ∟酢...1/2カップ ∟酒、しょうゆ...各大さじ2 ∟砂糖...大さじ1 ∟オイスターソース...小さじ1 ∟ローリエ...1枚 サラダ油 酢 【作り方】 1.にんにくは縦半分に切って包丁の腹で潰し、赤唐辛子は半分にちぎる。ともにポリ袋に入れ、A、手羽元を加えて軽くもむ。空気を抜いて口を閉じ、室温に約20分おく。 手羽元は、酢を加えた合わせだれに漬けることでやわらかくなる。 2.玉ねぎは粗みじん切りにする。フライパンに油大さじ1を中火で熱し、玉ねぎを約3分炒める。1の手羽元を漬けだれを軽くきって加え(漬けだれはとりおく)、約1分炒める。 3.ゆで卵、水1と1/2カップ、残した漬けだれを加え、オーブン用ペーパーで落としぶたをし、弱めの中火で約15分煮る。オーブン用ペーパーを取り、酢大1さじを加えてひと煮立ちさせる。 *1人分412kcal/塩分3.4g (レシピ考案/髙山かづえ 撮影/邑口京一郎) * * * お酢が入った合わせだれに浸けることで、煮込み時間15分でもしっかりやわらかく仕上がります! レシピ考案/髙山かづえ 監修/小泉幸道 撮影/邑口京一郎 栄養計算/スタジオ食 編集協力/渡辺ゆき 文=徳永陽子