中国、新車販売3000万台超 23年、EV好調で世界初
【北京共同】中国自動車工業協会が11日発表した中国の2023年の新車販売台数は前年比12%増の3009万4千台だった。3千万台を超えたのは世界で初めて。3年連続で前年水準を上回り、15年連続で世界最大の自動車市場となった。2桁増は16年以来7年ぶり。中国政府が普及を進める電気自動車(EV)など新エネルギー車が好調で販売台数を押し上げた。 23年の自動車輸出台数は57.9%増の491万台と過去最高を更新した。日本を抜き、初めて世界首位となる見通し。主な輸出先はロシアやメキシコ、ベルギーなど。日本自動車工業会によると日本の23年1~11月の輸出は399万台だった。 中国の新車販売台数は09年に1千万台を上回り、13年に2千万台を突破した。中国自動車工業協会は24年に3%以上拡大し、3100万台を上回ると見込んでいる。 23年の内訳では、新エネルギー車の販売台数は37.9%増の949万5千台と大幅に伸びた。このうちEVは24.6%増の668万5千台。
乗用車は10.6%増の2606万3千台と過去最大。