ヤクルト・村上宗隆、球宴弾誓う! セ最多96万票選出「皆さんが笑顔になってくれたら」初アーチ&MVP獲得に意欲
「マイナビオールスターゲーム2024」(23日=エスコン、24日=神宮)のファン投票最終結果が2日、発表された。セ・リーグの三塁手部門で、ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が、リーグ最多得票となる96万9965票を集め、2年ぶり4度目の選出。第2戦が本拠地で開催される特別な球宴で、初アーチとMVP獲得に意欲を示した。選手間投票は4日、監督選抜は8日、両リーグの最後の1人ずつを選ぶ「プラスワン投票」の結果が出る17日に全メンバーが出そろう。 ホームグラウンドで、主役の座は譲らない。第2戦が本拠地の神宮球場で開催される特別な球宴。2022年に続く2度目のセ・リーグ最多得票となる96万9965票を集めた村上は、応援してくれるファンを盛り上げる活躍を誓った。 「神宮球場でも開催されるので、一人でも多くのファンの皆さんにプレーする姿を見てもらって、喜んでいただけるように頑張りたい。とにかくフルスイングで、球場を沸かせられれば」 この日の試合前時点で両リーグ最多の15本塁打を記録している大砲。13年以来11年ぶりに本拠地の神宮球場で球宴が開催されるということもあり、全セを率いる阪神・岡田彰布監督(66)は、村上に「ホームランを打ってほしい」と期待を寄せ、「当然、4番でいきたい」と既に4番起用を明言している。過去3度の球宴はノーアーチの村上は「(本塁打を)打って、皆さんが笑顔になってくれたらなと思う」と呼応。ファンも待つ待望の〝球宴1号〟に意欲を燃やした。 06年に神宮で行われた球宴では、先輩の青木宣親外野手(42)が「1番・右翼」で先発出場し、決勝ソロを含む2安打1打点の活躍。本拠地で輝きを放ってMVPを獲得した。自主トレでも師事する師匠の背中を追い、「もちろん(狙っていきたい)。頑張ります」と目の色を変えた。 この日はDeNA12回戦(横浜)に「4番・三塁」で先発出場。第1打席は特大の飛球を放ったが、フェンスのギリギリのところで左翼手に捕球され、悔しそうに顔をしかめた。「僕も小さい頃に見ていましたけど、やっぱりオールスターは夢を追う少年たちに勇気や夢を与え続ける場所。かっこいいなとか、憧れの目で見られるような場所なので、自覚を持ってやっていく」。燕の主砲が、神宮開催の夢舞台でスタンドを沸かせる一発を放つ。(武田千怜) ■村上の球宴アラカルト