地域政党の重要性説く 石丸伸二さんが講演
第12回地域政党サミットが24日、京都府福知山市東堀の桃映地域公民館で開かれた。前・広島県安芸高田市長の石丸伸二さん(42)が「政治改革は真の地域政党の力で」と題して講演し、国政政党に干渉されない地域政党の重要性を説いた。 「地方政治は二元代表制で、市長と議会が対立する概念で対話が必要」だが、選挙で当選するために国政政党の力を借りる候補者が多く「市長、議会が国政政党に干渉されてしまうと、地方分権と言っておきながら、結局操られてしまい、そこに対話がなくなり機能不全に陥る」と指摘した。 政治家のあるべき姿として、「誰かに褒めてもらいたい、評価してもらいたいではなく、これをしなきゃいけないんだという志、逆に失うものばかりでも自分がやるんだというような心構えをもってほしい」と語った。 地方政治において「市長与党のようなものを、わざわざ形成しようとしてはならない」と訴え、自身の政治活動についても触れながら「健全な二元代表制としての地方政治の実現をめざしています。ここにいるみなさんとも一緒にめざしていけるのではないでしょうか」と呼びかけた。 地域政党ふくちやまなど全国の地域政党でつくる地域政党サミット(地域政党連絡協議会)主催。地方議員や市民ら約120人が参加した。