運命の一戦は山本由伸とダルビッシュ有が先発。ナ・リーグ ディビジョンシリーズ第5戦
3戦先勝で行われるナショナルリーグ ディビジョンシリーズの西地区ライバル対決は、ブルペンゲームとなったドジャースが、土壇場の第4戦での勝利により、シリーズの行方は「勝者総取り」となる第5戦へともつれ込んだ。
この結果、運命の第5戦は、先発が山本由伸とダルビッシュ有、そして大谷翔平が揃い踏みするという、日本のMLBファンにとってはたまらない展開となった。
もちろん、この試合のみどころの1つは、8月23日の制限リストからの復帰後、ポストシーズンを含め、先発登板した6試合全てでチームを勝利に導いているダルビッシュと、シリーズ第1戦で本塁打を放った大谷翔平、そしてここ2試合連続で本塁打を放っているムーキー・ベッツと続くドジャース打線のマッチアップとなる。
ダルビッシュはシリーズ第2戦に先発登板し、7回1失点と快投しており、ドジャース打線にとって、この第5戦はリターンマッチという構図になるが、前回ドジャースタジアムで相手打線の前に立ち塞がったベテラン右腕に対し、パドレス陣営は全幅の信頼を置いているようだ。
『MLB.com』が現地10月10日(日本時間11日)付で掲載した、ダルビッシュの第5戦での先発を伝える記事によると、チームの精神的支柱であるマニー・マチャドは、「僕らは適任の男がマウンドに上がる。もちろん、僕らは彼に全幅の信頼を置いているさ」と述べたとのこと。
また、記事ではザンダー・ボガーツによる、「彼が(第5戦を託すに)相応しいんだ。彼はベテランでとても経験豊富だ。日本で長いことプレーし、ここでも随分とプレーしている。彼はかなりの成功を収めてきたし、第2戦は良い投球をした。序盤に彼を援護することができれば良いなと思っている」との言葉を引用した。
一方、「38歳のダルビッシュは、これまでプレーオフにおいて負ければ敗退となる試合で4度先発し、そのうち3試合は勝者総取りの試合だった」とした上で、「その4試合全てで、彼のチームは負けている」と指摘。