宇治市が障害者アーティストの発表の場を設ける 宇治市役所2階 初回は尾上瑞紀さん
宇治市は、障害のあるアーティストの発表の場を、このたびオープンしました。宇治市役所の中央付近にあるエスカレーターで2階に上がると、椅子を設えた白くおしゃれなギャラリー空間が登場します。展示されているのは、古生物を生き生きと描いた宇治市の中学2年生・尾上瑞紀さんの作品です。自閉スペクトラム症のアーティストでもある尾上さんは、東京や大阪など各地で個展やグループ展を開催しています。母の夕香里さんは「宇治市だけでなく関西の方も、宇治の観光を兼ねて、合わせてお立ち寄りいただいて、こういうマニアックな生き物を描いている子どもが宇治にいるんだなと、知っていただけて、感じていただけたら、ありがたい」と笑顔で語りました。今回の展示は、小学2年から3年の小さい頃の作品が中心ですが、今後2度にわたり尾上さんが成長とともに発表した作品に展示替えされます。