【NFL】レイブンズ戦の大敗からポストシーズンに向けて立て直しを図るQBストラウドとテキサンズ
ヒューストン・テキサンズがクリスマスデーに見せた不甲斐ない姿は、チームによってはシーズン終盤の失速を招きかねない内容だった。しかし、クオーターバック(QB)C.J.ストラウドはテキサンズがそうなることはないと確信している。
31対2でボルティモア・レイブンズに敗れた後にストラウドは、「いや、そんなことはない。泣いて悔しがるか? もちろん、簡単に受け止められることじゃない」と語った。
「でも同時に、それがこのゲームの一部だ。時にはひどい試合をしてしまうこともある。簡単に言えることじゃないけど、今日はまさにそういう日だった。最初から最後まで何もうまくいかなかった。このゲームでは、こういうことも起きる」
「きっと、これまでのキャリアで同じような経験をした選手はたくさんいるはずだ。俺はこれを異例なことだとは思わない。むしろ、こういう試合は自分を目覚めさせるために必要だと思う。俺自身にとっても、このチームにとっても」
もしテキサンズがレイブンズ戦での不振について言い訳を見つけようとするなら、いくつかの理由を挙げることができるだろう。チームは現地21日(土)にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)トップのカンザスシティ・チーフスとアウェーで対戦し、8点差で惜敗する接戦を繰り広げた。その後、非常に短い準備期間を強いられた上に、土曜日の試合でワイドレシーバー(WR)タンク・デルが膝の重傷を負い、パッシングゲームの新たな選択肢を模索せざるを得ない状況に追い込まれた。今シーズンに主力レシーバーが負傷離脱するのはこれが2度目となる。
準備期間が短かったのはレイブンズも同じだったが、彼らは34対17でピッツバーグ・スティーラーズに勝利した勢いそのままに、クリスマスデーでさらに圧倒的なパフォーマンスを見せた。オフェンスに関してはテキサンズほどの負傷者はいないとはいえ、同じように厳しいスケジュールの中でプレーしていたレイブンズは、より優れたチームであることを示した。