【NFL】レイブンズ戦の大敗からポストシーズンに向けて立て直しを図るQBストラウドとテキサンズ
ストラウド自身も、この試合でのパフォーマンスが悪かったことを認めている。パスは31回中17回成功と精度に欠き、185ヤード獲得、インターセプト1回という結果に終わった。4日前のチーフス戦でも2つのインターセプトを喫している。敗北の原因を探すなら、鏡を見れば済むかもしれない。
「その通りだ」とストラウドは言う。
「今日は俺の責任だと思う。キャリアの中でも最悪の試合のひとつだ。最初から集中力を欠いていたし、エネルギーも足りなかった。オフェンスを思うように導くことができなかった。自分を鏡で見て、正直に振り返る必要がある。今日は十分な出来ではなかった。とはいえ、落ち込んでいる暇はない。ただ、前に進むしかない」
今シーズン、ストラウドは不安定なオフェンシブラインによって苦戦を強いられてきた。何かに絶えず悩まされている、と表現しても過言ではないラインは、ストラウドの2024年のパフォーマンスに大きな影響を及ぼしている。この試合でもレイブンズのレッドゾーンにわずか2回しか到達できず、いずれも第4ダウンでターンオーバーを喫して攻撃を終えた。
2023年にオフェンス部門年間最優秀新人賞を獲得したストラウドにとって、2024年は明らかにより厳しいシーズンとなっている。最大の武器である正確性も、水曜日の試合では影を潜めた。記者から昨年との違いについて問われた際、ストラウドはこう答えた。
「逆に教えてもらいたいくらいだよ。去年と同じアプローチをしているつもりだし、むしろ今までよりも周りが良く見えていると思っている。身体が消耗しているせいか、大したプレーができていない。そんな言い訳は最悪だけどね。プレーを決められていないのは事実だ。結局、それが去年と今年の違いだと思う。必要なだけプレーを決められていない」
「プレーを決めないといけない時や、仲間が空いている時は、プレーを成功させる方法を見つけて、自分ができることをしなければならない。とにかく試合に勝つことが大事だ。オープンになっている選手がいる時にチームをリードできるかは俺次第だし、俺がプレーを決める必要がある。それが去年と今年の違いだと思う。でも、それは修正できる」