年末年始に一気見したいドラマは?ネット配信時代の新たな潮流、ドラマ記事で振り返る2024年
大河ドラマ「光る君へ」視聴率最低でも映像配信時代の「成功」Netflixドラマを手がけた脚本家・大石静のあざやかな手腕 (2024年1月27日)
大河ドラマ「光る君へ」は、NetflixやAmazon Primeなどの映像配信サービスが席巻している時代に船出した新しい時代の長編連続ドラマである。大河ドラマ史上最低の世帯視聴率ばかりに注目してはいけない。王朝の絵巻物を想起させる物語は、テレビというメディアからネット配信への画期のなかでコンテンツの可能性を示す傑作である。 世界初の女性による小説『源氏物語』を書いた紫式部を演じる吉高由里子にとっても俳優人生の画期となる作品となるだろう。 脚本の大石静は、Netflix配信ドラマ「離婚しようよ」(2023年・宮藤官九郎と共同脚本)をてがけた。テレビのベテラン脚本家のなかで映像配信ドラマの肝をいち早く学んだといえるのではないか。 Netflixの23年第4四半期の会員増加数は1310万人にのぼって過去最高だった。総会員数は2臆6000万人以上である。 【つづきはこちら】 大河ドラマ「光る君へ」視聴率最低でも映像配信時代の「成功」Netflixドラマを手がけた脚本家・大石静のあざやかな手腕
朝ドラ「虎に翼」ヒットの「はて?」伊藤沙莉が演じる女性法曹の開拓者、ジェンダー不平等社会の“今”(2024年5月11日)
NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」が好調なスタートを切っている。伊藤沙莉がヒロインを演じている、モデルは日本初の女性判事であり、男女平等社会や少年犯罪に対する政府の政策にもかかわった三淵嘉子である。 脚本は吉田恵里香。三淵に関するさまざまな資料や雑誌のインタビューなどを溶け合わせて、最良のフィクションを作り上げた。 女性の成長を描く朝ドラの定番でありながら、週ごとのタイトルに「?」がつき、それに加えて、寅子役の伊藤沙莉がドラマのなかで「はて?」とつぶやいて考える。「はて?」はいまや流行語になりそうである。 寅子が「はて?」という言葉を吐くときは、女性を差別する発言にあったときばかりではない。さりげない日常のなかで、ふと疑問を感じたときである。 【つづきはこちら】 朝ドラ「虎に翼」ヒットの「はて?」伊藤沙莉が演じる女性法曹の開拓者、ジェンダー不平等社会の“今”