「息切れ」「むくみ」「だるさ」は3大前兆…料理評論家・服部幸應さんが急性心不全で死去 特に高血圧・糖尿病の人は放置せず病院へ
不調を感じたら放置せず医療機関へ
心不全の兆候を見逃さないためには、息切れやむくみなどの症状を放置せず、医療機関で早期に検査を受けることが大切だと佐藤医師は話す。 ーーリスクとなる生活習慣病は食事に気を遣っていてもなる? 生活習慣病の予防は、食事だけではなく適度な運動も大事です。急に体重が増えたり、同じような健康食品を食べていても、体質的にコレステロールが上がりやすい人や、遺伝的に糖尿病の家系などもあるので、食事だけですべてをコントロールできるわけではありません。 ーー心不全を見逃さないためには? 急性心不全を患った人の多くは、実は1週間~10日前から息切れやむくみなどがあり、心不全が始まっています。近所のスーパーに行くのに今までは苦しくなかったのにちょっと休みたくなる、などといった体調の変化があった時は心臓を疑ってください。心不全で入院される人は皆さん「心臓とは思わなかった」と言います。 息切れやむくみの症状がある時は「心臓かな?」と疑って、医療機関で心臓の機能を調べる簡単な検査を受けてもらえれば、良い薬もいろいろとあるので早くに回復できます。 とにかく大切なことは早くに気付くことと、生活習慣病がある人は血圧が高くても苦しくないからと放置するのではなく、ちゃんと治療して将来的に心不全になることを防ぐことが大切です。
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