「全てを捧げてきたのに」大谷翔平の凱旋を歓迎せず…古巣エンゼルスの“待遇”を番記者も疑問視「感謝は揺るぎないはずだ」
現地時間9月3日、ドジャースの大谷翔平は、敵地でのエンゼルス戦に「1番・指名打者」で先発出場する。昨シーズンにFAとなり、新天地を求めた二刀流スターは移籍後初となる古巣の本拠地エンゼル・スタジアムでの公式戦を迎える。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン ただ、エンゼルスは“歓迎ムード”というわけではないようだ。米メディア『The Athletic』のエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者は「エンゼルスは試合前にオオタニに対するセレモニーを行わない」と報道。この2連戦で英雄の帰還を球団が特別視しない方針であると伝えている。 球団の意向を伝えたブラム氏は、「球団がかつてのスーパースターを称えるか、称えないかに関わらず、エンゼルス・ファンは、ドジャースの背番号17が打席に立つ時には立ち上がるべきだ」「彼がどんなユニフォームを着ているのかは問題ではないはずだ」と指摘。さらに、こうも続けている。 「オオタニが抑えられようが、ホームランを打とうが、彼に対する尊敬と感謝は決して揺るがされるべきではない。それだけの努力を彼はしてきたのだ」 2018年から約6シーズンに渡ってエンゼルスで活躍した大谷。それだけに今回の報道には異論が噴出。ドジャースの専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カマラス記者は自身のXで「オオタニはエンゼルスのユニフォームを着た中で最も偉大な選手の1人で、6年間、組織に全てを捧げてきた。それなのに本当に彼らが何かをしなければ悲しいなんてものではない」と断じた。 セレモニーを実施しないというエンゼルスの“待遇”を地元ファンはどう受け止めるのか。この連戦でエンゼルス・ファンの反応は、大谷の活躍とともに興味深く見守りたい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]