センバツ高校野球 21世紀枠・木本、出場逃す 津商が補欠校選出 /三重
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会が27日にあり、21世紀枠の東海地区候補校の木本高校(熊野市木本町)は選ばれなかった。選手は悔しがったが、夏の甲子園出場を新たな目標に、練習を続けた。 松本徳一校長は同日午後3時40分ごろ、多目的ホールに集まった部員に結果を伝え、「気持ちを切り替えて、夏の大会は自力で甲子園に行けるよう頑張ってほしい」と励ました。西垣戸洋一監督は「地元はもちろん、全国からもSNSを通じて多くの応援メッセージをもらった。この恩を結果につなげられるよう、頑張ってほしい」と話した。 榎本和真主将(2年)は「正直、悔しい。ただ、その悔しさを忘れずに気を引き締め、引き続き練習に取り組んでいきたい。まずは春の県大会で優勝できるよう、課題である打撃力の強化に力を入れる」と話した。 一方、秋季県大会準優勝の津商(津市渋見町)が、補欠校に選ばれた。津商の宮本健太朗監督は「大変光栄。選出に驚いている。選手には、『(他校の欠場による)出場を願うのではなく、自分たちの積み上げた成果が評価されたことを喜ぼう』と伝え、直前までしっかり準備していこうと呼び掛けた」と話した。【原諒馬、下村恵美】 〔三重版〕