笑い飯・哲夫、令和ロマンに90点つけた理由明かす「95つけてしもうてたら、バッテリィズに100点」
FM大阪『赤maru』
『M-1グランプリ 2010』王者・笑い飯の哲夫が25日、水曜レギュラーを務めるFM大阪『赤maru』(月~木曜午後2時)に出演。22日に行われ、審査員を務めた今年の『M-1』を振り返った。 【表】最高は「95」笑い飯の哲夫が決勝10人につけた点数一覧 この日が50歳の誕生日だった哲夫は冒頭で祝福された後、9年ぶり2度目となった審査員について言及した。哲夫は「きょう朝、起きて子供送ろうかな思ったときに、お隣さんがガラガラって出てきはって、“おはようございます”言うたら、開口一番“令和ロマンの点数、あれ間違うたん?”言われて。“いや、間違うてはないですよ”ってすぐ言うて」と告白。史上初の2連覇を果たした令和ロマンのファーストステージで9人の審査員中、最低の90点をつけたことをいじられたという。 哲夫は、2年連続でトップ出番を引かれた令和ロマンについて「すごい神がかってるよ」と口にした後、「とりあえず令和ロマン2連覇すごい。おめでとうございます。ホンマに偉業成し遂げましたよ」と祝福した。令和ロマンについては22年の敗者復活ネタで泣き笑いしたといい、「オレ、何年か早いねん」と自慢。「今年もめちゃおもろかったけど、基準点っていうのもあるし。スパッとオレん中で降りて来たのは“90”やってんけど、“周りめっちゃつけてるやん”ってなって」と明かした。 「今回、9年ぶりに抜てきしてもうたわけやんか。前はお客さん、会場内の笑いを7~8(割)重要視して、自分は2~3ぐらいで点付けたんですよ。今回、久しぶりのM-1、9人体制になって“5(対)5”で行こうと思うたんよ。でも、気ついたら“9(対)1”で自分、でやってたんよ」と打ち明けた。「この審査員の布陣でばらつかせれんのオレやなっていうのも多少あんねん。“5(対)5”で行こうって臨んだけど、始まってすぐぐらいかな。オレ“9”いってええ大会かもっていうのもあったんです。だから割と自分入れてます。会場内も重視してるんですけど、(結果的に)“8(対)2”かな」と振り返った。24日に見返し、「自分の採点は間違ってなかったな」と感じたという。「ソーシャルディスタンス」を持ち出してスベったことに触れ、「僕が悪い」と言いつつ、会場の反応を“2”にした一因とした。「“(千鳥)ノブ~、つっこんで~”って思った」と明かした。 基本は“85点”とし、令和ロマンは「5プラスしてる。結構デカい」と説明。「会場内の盛り上がりはやばかった」といい、「オレはめちゃくちゃ冷静に見た。“これおもろすぎる。プラス5いける”ってなった。開いたら一番低かった」とした。最高の95点を付けたバッテリィズについては「泣き笑いした」と、令和ロマン基準で5点加算した。泣き笑いしたのは94点のエバースと2組だったという。「ヤーレンズもすげえって思った」といい、出井隼之介のツッコミを称賛。令和ロマンを1点上回る91点にしたとし、ツッコミが単調なところを点数低めにした。真空ジェシカの1本目は「すごいと思ってん。人間の域超えてるやん。精密機器ってなったとき、AI漫才みたいになった。機械ぐらいすげえってなって。基準点(90点)になった」と解説した。最終出番のトム・ブラウンについて「最後やから2点プラスした。“待ってる点”」と明かした。 「誰かを下げなあかんと思う意識を審査員側は持ってる」とネタ順が左右しているといい、「それ裏切らなあかん、芸人は」とした。哲夫は番組終了後、プロデューサーから「冷静な審査という評判」と伝えられたという。 令和ロマンに90点を付けたことに安どしていた。「最初、95でつけてしもうてたら、バッテリィズに100点つけなあかんかってん。100つけんのは怖いんよ」と本音を吐露。島田紳助さんから100点をもらった身として「良かったと思った。紳助さんは創始者。100つけれる人」と話し、最後に「みんな面白かったです」とまとめた。
ENCOUNT編集部