失効懸念されるレバノン停戦 発見されたヒズボラの兵器
テルアビブ、イスラエル、1月9日 (AP) ― イスラエル国防軍は1月8日、レバノン領内で活動するイスラエル軍部隊の映像を公開した。 また、イスラエル軍はこの日、同国部隊が「山岳地帯に隠されていた中距離ロケットランチャー3基を積んだトラックを発見した」という趣旨の声明を発表した。 イスラエルと合意に達した停戦では、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラは、停戦発効後60日以内に兵員、武器、インフラをレバノン南部のリタニ川以北に引き揚げさせることになっていた。また、イスラエル軍も国境の南側に撤退する必要があった。 その上で、唯一の武装勢力として、レバノン南部にはレバノン軍と国連平和維持軍のみが展開することになっていた。 レバノンとヒズボラは、イスラエルによるレバノン各地に対する空爆が続いていること、また、支配下にあるレバノン南部の集落のうち2カ所からしか撤退していないことを批判している。 これに対してイスラエルは、レバノン軍はヒズボラのインフラを解体していないと反発している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)