松本まりかさん「40代を前に、こんなに世界が輝き出すことがあるんだなって」|CLASSY.
CLASSY.読者の少し先を歩き、いま輝いている人生の先輩たちは自らの人生の中でどんな選択をしてきたんだろう? CLASSY.創刊の年に生まれて今年40歳になる「CLASSY.と同い年」の先輩・松本まりかさんに、これまでとこれからのお話を伺いました。
「落ち着いていく時期だから、非日常を自分で作っていくことが大事」
ワンピース¥42,900〈ポンティ〉サンダル¥86,900〈トーガプルラ〉(ともにシティショップ)バングル[2本セット]¥51,920ピアス¥40,260リング¥33,440(すべてソコ/ZUTTOHOLIC) ――今年40歳を迎えられますが、40歳という年齢をどう捉えていますか? 自分が40歳になるという実感はないのですが、ひとつの大きな区切りと捉えています。外側からのカテゴライズに過ぎないけれど、30代、40代と人生を区切っていくのは、面白いことだな、と思っていて。幼少期や思春期と違って、大人になっていくと初めての経験や驚きが少なくなり、良くも悪くも落ち着いていきますよね。だから、非日常を自分で作っていくことが大事だと思うんです。“40歳”だからと言ってネガティブになる必要はなくて、ちょっと楽しみに変えていくというか、40代を迎えることも自分の中でイベントにしていきたいな、と。変化は刺激をもたらしてくれるし、大人になってもイキイキと輝くために不可欠なこと。年齢の変化はもちろんすべてのことに楽しみや面白さを見出して、非日常にしていく作業はし続けたいです。 ――想像していた40歳と、今のご自身にギャップはありますか? 人生で今が一番、楽しくて充実していて、想像していた40歳とは全く異なりました。「40代を前に、こんなに世界が輝き出すことがあるんだな」と思えたから、「50代でもそういう人生が待っているんじゃないか」と期待もしています。40歳だからといわゆる年齢の枠に自分を押し込める必要はないし、自分なりの40代の在り方をクリエイティブしていきたいです。周りからの見られ方を気にしていた20代、もっと大人にならないと、と模索していた30代。振り返ると20代、30代は結構いろんな色が自分の中に入ってきたけれど、40代はもっと純度が高くなるというか、心を透明にしていけるような気がしていて。固定概念を外して、何にも囚われなくなった、本当の自分を見つけていきたいです。