パリ五輪代表候補の藤尾と平河が躍動、町田の今季初連敗阻止に貢献 J1、横浜Mに3―1
サッカーの明治安田J1リーグは15日、日産スタジアムで行われ、前節首位の町田は3―1で横浜Mに勝ち、2試合ぶりの白星で勝ち点38とした。昌子、藤尾らが得点した。 町田のパリ五輪代表候補である藤尾と平河が、チームを今季初の連敗阻止へ導いた。先制を許す苦しい試合で、平河のパスから作った好機を勝ち越し点につなげたのは藤尾。チーム単独トップの7ゴールとなった藤尾は、「連敗は絶対にできなかったのでよかった」と喜んだ。 1-1の後半12分、中盤でボールを持った平河が右サイドを駆け上がったバスケスへパスを送り、クロスをゴール前で藤尾が合わせた。同点ゴールにも絡んで3-1の勝利に貢献した平河は、「自分のプレーをいつも通り出せた」と納得顔だ。 藤尾と平河はパリ五輪世代となるU-23(23歳以下)日本代表の常連で、今月に行われた米国との2試合にも招集された。藤尾は11日の米国戦で先制点を奪ったのに続いて目にみえる結果を出し、平河も主に左サイドハーフとして何度もチャンスを作った。 パリ五輪世代は欧州で活躍する実力者も多く、最多3枠のオーバーエージも絡む熾烈(しれつ)な競争は来月3日に予定されている代表発表まで続く。世界のひのき舞台に立つ権利をつかむため、残り少なくなったアピールチャンスに持てる力のすべてをぶつける。(奥山次郎)