【NBA】ウォリアーズ新加入のデニス・シュルーダー、カリーの大ファンである息子の反応に苦笑い「僕の調子は聞かないんだ」
「カリーは僕が尊敬しているスーパースターの1人だ」
ネッツからトレードでウォリアーズに加入したデニス・シュルーダーが、新天地で記者会見を行った。 31歳のシュルーダーは今シーズンここまで23試合出場で平均18.4得点、6.6アシスト、3.0リバウンドと、キャリア有数の活躍を見せていた。しかしネッツは若手主体の再建モードで開幕を迎え、成績もここまで勝率5割以下と苦戦中。そのため若手に出場機会を与える理由もあってベテランのシュルーダーが放出されることになった。 ウォリアーズは、シュルーダーとの交換要員として放出したディアンソニー・メルトンが残りシーズン絶望の重傷を負って離脱。メルトンの穴埋めとしてシュルーダーは申し分ない実績の持ち主だ。また、1年契約のメルトンはネッツにとって来シーズン以降のサラリーキャップの負担とならないため、お互いにメリットのあるトレードとなった。 シュルーダーは、「最初に代理人から聞いた時はショックだった。ブルックリンでの状況に満足していたからだ」とトレードの報を受け取った時を振り返る。だが、今は気持ちをしっかりと切り替えており、新天地でのデビュー戦と見られる現地19日のグリズリーズ戦を「とても特別なものになるだろう」と楽しみにしている。 そして、一番の注目となるステフィン・カリーとの共闘についてこう語る。「彼はビデオゲームのようにプレーしている。彼は笑いながら楽しんでいて、常に正しい読みをしている。彼は僕がとても尊敬しているスーパースターの1人だ。彼は自分が10点、20点、30点に40点、どれだけ得点を挙げるのか気にしていない。ダブルチームを仕掛けられても正しいプレーをする」 シュルーダーはさらに、カリーと同僚になることに対して自身の息子が大喜びしていると明かした。 「ゴールデンステイトに行くと伝えたら、彼は『僕たちはラッキーだ。少なくとも良いチームに移るね』という感じだった。彼はカリーのファンで、これまで試合を見てきている。だから、カリーに会えたら興奮するだろうね。昨日、チーム施設を訪れた時も『ステフ・カリーはどこ?』っていう感じで、『僕の調子は聞かないんだ』と思っていたよ(笑)」 ここまでシュルーダーは、通算790試合出場で平均14.2得点、4.9アシストと確かな実績を残しているが、今回のウォリアーズで通算8チーム目と近年はジャーニーマンとなっている。開幕10勝2敗とスタートダッシュに成功したものの、現在は失速しているウォリアーズの悪い流れを変える立役者となり、新天地で確かな居場所を作りたいところだ。そして、シュルーダーがそれを達成した時、ウォリアーズは上位争いに再浮上しているだろう。
バスケット・カウント編集部