北口榛花 今季の漢字は『波』 「陸上とかけ離れすぎてる」と苦笑も「波を乗りこなせたからこそメダルを取れた」
陸上女子やり投げでパリ五輪金メダリストの北口榛花(26)=JAL=が17日、所属先の日本航空(JAL)のアスリート社員として、都内で社内報告会を行った。イベント後の取材では、今季の漢字を一文字で問われ、「波」と応えた。 【写真】北口榛花 パティシエの父にご褒美スイーツおねだり「『金メダルタルト』をプッシュしてます」 同所属で陸上男子110メートル障害5位入賞の村竹ラシッド(22)、フェンシング男子エペ個人金メダル、団体銀メダルを獲得した加納虹輝(26)らとともに取材に応じた。質問で今季の漢字を問われると、全員で顔を見合わせてうなった。北口も「ふふふ、えーっと」と首をかしげつつ、「一番最初に思いついた漢字は『波』だと思ったんですけど、陸上とかけ離れすぎてていかがなものか」と悩ましげだった。 ただ、今季を代表する言葉だった。北口は五輪で金メダル獲得と14日のダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルでの2連覇を果たしたが、五輪直前のDLロンドン大会では4位になるなど、不安も多くあった。「簡単ではない一年間だった。すごく荒波の時も穏やかな時もあった。激動のワンシーズン」と振り返り、「でもその波を乗りこなせたからこそメダルを取れたと思っているし、最終的にもダイヤモンドリーグファイナルも取れたと思っている」とうなずいた。最後は「次お会いする時までもっといい漢字を探しておきます。でも今日は『波』で」と笑って締めくくった。