【速報】映像祭の協賛金を着服疑い 「再度捜査すべき」不起訴不当の議決
京都市東山区で開催された映像祭の協賛金を着服したとして業務上横領などの疑いで逮捕され、不起訴処分となった男性(52)について、京都第2検察審査会は30日までに、「不起訴不当」と議決した。10月8日付。 議決理由では、他の関係者の供述と男性の供述に矛盾があり、男性の供述は変遷していることから、「再度、捜査確認すべきである」などとしている。 男性は同区の清水寺で2021年3月に開催された「日本国際観光映像祭」に絡み、企業が出資した協賛金40万円を横領した疑いで、昨年10月、京都府警に逮捕された。京都地検は今年3月、男性を不起訴処分とした。映像祭代表の和歌山大教授が処分を不服として、検審に審査を申し立てていた。 京都地検の堤康次席検事は「議決を参考に不起訴処分の当否を検討し、適切に対処したい」としている。