パン好きなわたしたちができる社会貢献
品質にはまったく問題がなく、まだ食べられるのに捨てられてしまうパン、通称「ロスパン」がたくさんあるのを知ってる? ロスパンは1日につくったパン全体の5~10%程度にもなる(rebake,『ロスパンの教科書』, 2024)。売れ残る主な原因は、天候や気温に客足が大きく左右されるなど正確な売上を予想することが難しいため。可燃ごみとして焼却されるパンなどの水分を多く含んだ食品は、運搬や焼却の際に、より多くのCO2を排出するので環境負荷も高いなど、悪いことだらけ(農林水産省, 2020)。 心をこめてつくったパンを捨てるのはお店の人だって心が痛むはず…パン好きな私たちでそんな愛情たっぷりのパンを救いたい! パンを捨てない仕組みや、パンを社会貢献に活かしたり、独自の技術やパンの二次利用でロスパン削減に貢献したりしているショップなどを担当者の声とともに紹介! 毎月パンの日に、ロスパンのことも思い出して、購入時の選択肢に入れてみて。
rebake(リベイク)
パンのお取り寄せ・通販サイトrebakeで取り扱っているのは、ロスパン。1,500店舗を越える全国のこだわりのベーカリーの作ったパンの内、廃棄されてしまいそうなパンを積極的に販売している。 最近では「ロスパンの教科書」なるものを制作! 「ロスパンが発生するのはパン屋さんの人気がないから」という誤解をなくし、ロスパンが発生してしまう背景を小学生でも、大人でも、誰でもわかるように情報がまとめられている。教科書は、東京都・曳舟にあるrebake事務所で開催している、ロスパンが購入できるイベント「rebakeプチ!!」でも配布中。次回は5月6日(月)に開催予定(過去開催情報)。おいしいパンを片手に、読んでみて。 「売り切れなかったという理由だけでパンを廃棄してしまうのではなく、パン好きの間でしっかりと循環させ、消費しきるためのシステムを目指しています。rebakeを利用することで、パン屋さんは自分で作ったこだわりのパンを捨てずに済み、パン好きは少しお得に全国のパンを楽しむことができます」