「二番街がない」商店街の謎 電車の高架下には「安全」にこだわった野菜工場 尼崎の魅力を発見【大東駿介の発見!てくてく学】
俳優の大東駿介さんが、関西の街を歩きながら魅力を学ぶ「発見!てくてく学」。 記念すべき第1回目で訪れたのは、アクセスの良さと住みやすさで人気上昇中の兵庫県・尼崎市です。 ■【動画】【発見!てくてく学】「二番街がない」謎めいた商店街 阪神電車の高架下には野菜工場 尼崎の魅力再発見
■尼崎中央商店街の「謎」 何かたりない…
まず訪れたのは尼崎中央商店街。「一番街」を抜けると、あれ?「三番街」。「二番街」がありません。 商店街理事長の寺井利一さんによると、この商店街では各エリアを「3丁目」なら「三番街」と住所に合わせて名付けたのですが、2丁目にある先頭の商店街を「二番街」とすると違和感があるため、「一番街」にしたのだそうです。 なお理事長の寺井さんが営む「カラオケBar 隠れ家」では、決して広くはないスペースで、不定期で大阪のプロレス団体を招いて試合が開催されています。「昔からプロレスが好きやったんで」と寺井さんは楽しそうに語ってくれました。
■商店街の中にユニークな図書館
続いて尼崎中央商店街と交差する三和本通商店街へ。こちらには、小さな私設の図書館「さんとしょ」がありました。この図書館は、オーナーがお金を出して棚を借り、自分のおすすめの本を並べるというユニークなシステムを採用しています。さんとしょを運営している柏木洸一さんは、「人の家の本棚をのぞいて好きな本を借りられるみたいな」と話し、この図書館が地域住民の交流の場になってほしいと願っています。 【さんとしょ 柏木洸一さん】「昔の商店街って、子どもをみんなで育てていたみたいな。昭和の商店街の雰囲気を令和版にするとこういう仕組み」
■安心安全にこだわる阪神電車 その高架下で安全にこだわった「野菜工場」
最後に阪神尼崎駅から2駅西にある「尼崎センタープール前駅」へ。ここには阪神電鉄が高架下を活用して、レタスなどを栽培している「阪神野菜栽培所」があります。 バスケットコートおよそ2面分のスペースで、4種類ほどの野菜を栽培しています。種を植えてから出荷まで40日ほど。1度に最大で1500株の野菜がとれるそうです。室内なので、農薬を使わずに、気候の影響もなく安定して生産することが可能です。 阪神野菜栽培所の温井見さんは、「阪神電車と言えば『安心・安全』にお客様を送り届ける。それなら『食の安全』もやろう」と計画がスタートしたといいます。試行錯誤を重ねて安心安全な野菜を育てることに成功し、今ではホテルのレストランで使われたり、沿線のスーパーで販売されています。 【大東駿介さん】「よくぞここまで。これからたくさん取材を受けると思いますから、『葉物ギャグ』とか用意しといたほうがいいですね」 【温井見さん】「(笑)。ありがとうございます」 (関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見!てくてく学」 2024年10月3日 木曜日放送)