1人暮らしの息子が、毎日「卵かけごはん」ばかり食べているようです。食費を「月2万円」に抑えているそうですが、仕送りを増やすべきですか?「月10万円」振り込んでいます…
4月から新生活を始める大学生などの親からすれば、子どもがちゃんと生活ができているか不安に思うことも多いでしょう。中には、食費が想像よりも少なく、今送っている仕送りの増額を検討している人もいるかもしれません。 本記事では、夕食が卵かけごはんのみで食費が月2万円の学生に対し、仕送りの10万円を増やすべきか解説します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
毎日卵かけごはんと学食の場合の食費
息子から食費が2万円と聞くと、「そんなに少ないの!?」と驚く人は多いかもしれません。しかし、本当に夕食は卵かけごはんのみ、昼食は学食で食事をしているとすると、だいたい2万円くらいになります。 卵かけごはんの主材料は卵、そしてご飯です。2024年5月10日時点において、スーパーのイオンのプライベートブランドのビタミンE入りたまごの価格は10個で税込257円です。 また、同じくプライベートブランドのごはんについては、新潟南魚沼産コシヒカリ3個パックが430円で購入できます。 そのため、1回に卵とごはんをそれぞれ1つ使うとすると、1食当たりの価格は次のとおりです。 (257円÷10)+(430円÷3)=169円 そして、昼食は学食で500円の食事を摂り、朝食は食べないとすると、1日当たりの食費は669円ですので、1ヶ月(30日分)にすると2万70円です。
1人暮らしの大学生の食費
全国大学生活協同組合連合会の「 第59回学生生活実態調査 概要報告」によると、1人暮らしをしている大学生の支出は平均で1ヶ月当たり12万7500円です。その内訳で最も高いのは住居費の5万4130円で、食費はその次に高い2万5880円です。 今回の事例の食費が2万円というのは、1人暮らしの大学生の平均よりは少ないようです。
仕送り10万円は学生平均よりも多い
「 第59回学生生活実態調査 概要報告」では1人暮らしの大学生の収入も公開しています。それによると、収入の平均は12万9240円で、その内で仕送りは7万120円で、足りない分は奨学金やアルバイトなどで生計を立てていることが多いようです。 仕送りを毎月10万円以上しているのは全体の26.4%ですので、4人に1人程度です。現在の仕送り金額10万円は多い方だといえるでしょう。