お金の問題は「お金がないこと」ではない…収入が低くても「一生お金に困らない人」が絶対に欠かさないこと
■「家計簿タイム」を決める 家で記録する方は、最初は夕食の後や寝る前など、あらかじめ家計簿タイムを決めておくとよいでしょう。 忙しくて毎日記録できない方は手帳やスマートフォンのメモ機能を活用し、平日は金額と内容をメモして、週末にレシートを確認したりしながら、まとめて家計簿に転記する方法がおすすめです。財布の残金を確認しながら、転記したレシートを捨てるとスッキリしますよ! 大切なのは、自分が記録と分析を続けやすい方法を見つけることです。 ■お金まわりを整えよう 「整える」ことはとても大切な行為です。整理整頓や断捨離®をして、自分のスペースを心地よく整えること。運動や食事によってカラダを整えること。好きな時間を過ごしながら心を整えること。どれもとても大切なことばかりです。 お金まわりを整えていく途中に、「なぜか部屋が片付いた」という言葉や、「健康になった」という声もよく聞きます。自分のお金の流れについてきちんと知り、判断していくことで、お金も生き方も整っていきます。 むだを削ぎ取り、メリハリをつけながら、自分が心地よいと感じられる状態まで近づけていきましょう。整うと、お金に振り回されることが減り、不安が消えていきます。自分で把握・管理できたという感覚が自信にもなります。 ---------- 安藤 真由美(あんどう・まゆみ) エグゼクティブコーチ・コンサルタント 早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了(MBA)、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科ジェンダー社会科学専攻博士前期課程修了(社会科学修士)。ブリリアントライフ代表、一般社団法人ジェンダー総合研究所共同代表、株式会社レーサム社外取締役。国内外の金融機関等に22年勤務した後、独立。ファンドマネージャーやアナリストとして数百社に及ぶ投資先の定量・定性分析や、トップ・マネジメントへのインタビューを行った経験を活かし、経営者や管理職を対象としたエグゼクティブコーチングやコンサルティングサービスを手がける。著書に『お金の知識があるだけで あなたが見られるはずのとびきり輝く世界について』(日経BP)がある。 ----------
エグゼクティブコーチ・コンサルタント 安藤 真由美