【衆院選の結果は?】東京3区は自民・石原宏高氏が辛勝…アピールした「年収の壁撤廃」とは?
東京都第3区候補者・阿部祐美子氏の基礎情報
阿部氏は岡山大学法学部卒業。山陽新聞記者、在ポーランド日本大使館専門調査員、日本教育新聞社記者を務めました。 2006年から品川区議会議員5期、都議会議員1期を務めました。1児の母でもあります。 「ママの心と、記者の目で。」のキャッチコピーのもと、今回の政策には妊娠・出産・子育てに関わる負担の軽減、学校の教員不足解消と待遇改善などが最初に掲げられました。 経済政策には、食料品ゼロ税率など家計支援、非正規から正規への転換を促進を提案。 また離島部のインフラ整備や医療アクセスの改善なども盛り込まれました。 今回が国政初挑戦。5万4178票を集めましたが石原氏に惜敗し、比例代表で復活当選を果たしました。
阿部祐美子氏が掲げる、望まない非正規雇用から正規雇用への転換促進について
阿部氏は望まない非正規雇用から正規雇用への転換促進を公約としています。 厚生労働省の「令和6年度版厚生労働白書」によると、非正規雇用労働者は増加傾向で雇用者の約4割を占めています。 背景には定年後の再雇用や女性を中心にパート労働者が増加していることが挙げられます。 2023年には2124万人もの人が非正規雇用で働いており、望まない非正規雇用者は9.6%、特に25~34歳の若年層で13.1%と高くなっています。 正社員就職支援対策として、「わかものハローワーク」などを設置し、セミナーやグループワークなどの支援を実施。2023年度は約9.8万人が就職したそうです。
まとめ
東京都第3区から出馬した、自民党・石原宏高氏、立憲民主党の新人・阿部祐美子氏の政策を比較しました。 他候補の公約も発表されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
参考資料
・東京都選挙管理委員会ホームページ 衆議院議員選挙 ・石原宏高氏公式ホームページ ・政府広報オンライン「『年収の壁』対策がスタート! パートやアルバイトはどうなる?」 ・首相官邸「年収の壁、突破へ」 ・厚生労働省「年収の壁・支援強化パッケージ」 ・阿部祐美子氏公式ホームページ ・厚生労働省 非正規雇用政策資料「非正規雇用の現状と課題」
LIMO編集部