巨人・坂本勇人に〝ミスター赤ヘル〟山本浩二氏の伝言 阿部監督がLINEで伝えたことを明かす
巨人・阿部慎之助監督(45)が1日、打撃不振でファーム調整中の坂本勇人内野手(35)へ、山本浩二氏(77)からの伝言をおくったことを明かした。 【写真】巨人・坂本がスマホケースに貼っている「笑うアベ」ステッカー。阿部監督が七福神の姿で描かれている 「(坂本に)LINEしたよ。『もう形とかじゃねえ。こんだけやったんだというものを作って戻ってきたらいいんだ』ってね」 2日の中日戦に向けて長野・松本市へ移動した指揮官は6月30日の広島戦の前、テレビ解説で東京ドームに訪れた山本氏と話した際、今季は打率・234と悩める坂本への激励を託された。 「『1週間ぶっ通しで(外野を横断して打球を捕る)アメリカンノックをやれと言っといてくれ』って。さすがにそれは勇人に言えない」と苦笑いしつつも、『ミスター赤ヘル』の金言を伝えた。山本氏が監督を務めた2013年のWBCでは阿部監督、坂本が選手として戦った間柄だ。 6月26日に出場選手登録を抹消された坂本はジャイアンツ球場で走り込むなど鍛え直している。阿部監督は1軍復帰の時期や調整について「ファームで(試合に)出るのか出ないのかも決めろと(坂本に)言った。ぶっつけで戻ってもできるだろうし」と任せてある。今の坂本と同じ36歳シーズンから3年連続で30本塁打以上を放った〝不老〟の大打者の言葉が、巨人の柱を蘇らせる。(谷川直之)