完熟バナナは冷凍保存が最適!出してすぐに使えるよう飛田和緒が冷凍前にやっていること
今すぐ食べられない時はぺったんこ冷凍
13℃以下の寒い時期になると、熟成が止まってしまうので、15~20℃くらいの、人にとってもちょうどいいくらいの室温がいいようです。 バナナのおいしい期間は常温保存で3~4日と、実はそんなに長くはありません。皮は真っ黒、果肉も茶色く変色してしまう前に飛田さんに習ってなんとかしましょう。 「すぐに食べられないときは、とりあえず冷凍しています。1本ずつラップで包み冷凍庫へ。ゴミ出しができる日は皮をむいて、ゴミ出しができない日は皮ごと。 皮ごと冷凍した場合は、使う前に数分室温に置くと、皮がむきやすくなります。 皮をむいたバナナは、ラップに包んでからつぶしてぺったんこにすると、ぱんぱんの冷凍庫でもなんとか入ります」 保存期間はどれくらいが目安でしょうか。 「皮つきなら1カ月くらい。皮は黒く変色することもありますが、中身はきれいな状態です。皮をむいたときは2週間くらいを目安に。カチカチに凍ったらさらにファスナー付きポリ袋にいれて霜がつかないようにします」 「冷凍バナナはミキサーに入れて豆乳や牛乳、ヨーグルトなどを加えて攪拌してスムージーにしたり、粗くつぶしてパンケーキの生地などに混ぜたりしています」。
ぺったんこは食べやすい
フードスタイリストKさんのバナナの思い出は、“母が作ってくれたバナナケーキ”なんだとか。バナナはバター、チョコレートなどと相性がよいので、バナナケーキのほかにもマフィンやプリンなど、いろいろなお菓子に使えますね。冷凍バナナでももちろん大丈夫。 仕事仲間にもバナナの保存を聞いてみると、やはり冷凍保存でした。 「ラップに包んで、ぺったんこにすると冷凍庫にしまいやすい」と教えたらさっそく試してみたそうです。 “まるでアイスクリームみたい”と、子どもがおやつに食べているので、今では食べやすい「ぺったんこ」スタイルで、冷凍しているそうです。 後編「計りなし、洗い物ひとつ、材料4つで飛田和緒の大好物『バナナのフライパンデザート』」では冷凍バナナの簡単な使い方と、飛田さんの大好物、絶品カラメルバナナのレシピを紹介します。 取材・文:相沢ひろみ
飛田 和緒(料理家)