【東スポ杯2歳S・調教採点】西で〝五本の指に入る逸材〟が楽に好時計をマーク 対する東の大物候補の仕上がりは?
[GⅡ東京スポーツ杯2歳ステークス=2024年11月16日(土曜)2歳、東京競馬場・芝1800メートル] 東スポ杯2歳S調教時計 舘林(美浦南)ここ2年の勝ち馬こそクラシック路線に乗れなかったが、出世レース中の出世レースがこの本社杯であることは間違いない。 山河(美浦坂路)19年はコントレイル、21年はイクイノックスが勝ち馬ですから、重賞昇格当初よりも格が上がってきた感さえありますからね。 舘林 で、今年の大物候補筆頭がレッドキングリーだ。 山河 同じ木村厩舎のイクイノックスも新馬戦からのGⅡ挑戦をあっさりクリアしました。 舘林 帰厩後は木村厩舎らしいタフなメニューをきっちりとこなして、ひと追いごとに動きに迫力が出てきた。デビュー前ももちろん気配の良さは目立っていたが、実戦を使ったことで身のこなしがシャキッとしてきたぞ。 山河 厩舎力は双璧といえる堀厩舎は札幌2歳S3着のファイアンクランツを送り込んできました。 舘林 最終追いは4ハロンからと軽めの内容に映るが、1週前は併せ馬で一杯に追って、しっかりと古馬に食い下がっていたからな。ハードな内容を消化したことで動きに軽快さが出てきたし、この馬も態勢は整っているぞ。 山河 期待できそうですね。 松浪(栗東トラック)そのレベルでも普通のオープン馬にはなれるかもしれないけど、ダービーを見据えるにはオーラを漂わせていないと。クロワデュノールは現2歳の関西馬で五指に入ろうかという逸材。雰囲気からして抜けているし、動きも実にダイナミックなんだ。最終追い切りも楽に好時計を叩き出したように仕上がりも万全ならここは相手探しに専念だね。 清水(栗東坂路)坂路組でイチ押しはサトノシャイニング。1週前にウッドでしっかりやったので、今週は微調整程度と思いきや、速い時計をマークしてきました。軽く促した程度で11・8秒のフィニッシュは能力があるからこそ。乗り込みも入念ですし、いきなり好勝負が期待できます。 山河 生で見た新潟の新馬戦が好内容だったジーティーマンの仕上がりはどうだい? 清水 内めを回ってしまい重点ならばラストは伸びて当然ですが、秒台を計時は高い瞬発力の証明になります。しっかりと乗り込んできていますし、自分の力は出せるデキと判断しました。
東スポ競馬編集部