【陸上】男子100mトンプソンが歴代9位タイの9秒77! 女子100mはジャクソンがV フレイザー・プライス3位で5度目の五輪へ/ジャマイカ五輪選考会
◇ジャマイカ五輪選考会(6/28~30、キングストン)2日目 ジャマイカのパリ五輪選考会が行われ、男子100mではK.トンプソンが9秒77(+0.9)の世界歴代9位タイ、今季世界最高タイムで優勝を飾った。 【動画】トンプソンが9秒77!ジャマイカ五輪選考会男子100mをチェック! トンプソンは2001年7月生まれの22歳。これまで五輪、世界選手権の経験はないが、昨年6月に9秒91をマーク。9月のダイヤモンドリーグ(DL)厦門大会では9秒85で2位に入り、直後のDLファイナルでは4位入賞とジャマイカ期待の新鋭として注目を集めていた。 今季初レースとなった前日の予選では9秒82(+1.0)と自己記録を更新。準決勝では9秒84(+0.6)と組1着で通過すると、決勝も中盤からライバルを突き放して、初めてジャマイカの頂点に立った。 また、ブダペスト世界選手権4位のO.セヴィルが自己タイの9秒82で2位。今年の世界室内選手権で銅メダルに輝いているA.ブレイクが9秒92で続き、いずれも個人で初の五輪出場を決めている。一方、準決勝で9秒98(+0.4)をマークしていたB.レベルは10秒04の4位で五輪を逃した。 22歳のトンプソンをはじめ、セヴィルは23歳、ブレイクは22歳、レベルは21歳と若手の台頭が目立つ結果となり、4×100mリレーでも金メダル候補に浮上してきた。 女子100mは10秒65のベストを持つS.ジャクソンが10秒84(-0.3)で3連覇を達成。20歳のT.クレイトンが10秒90で2位。これまで五輪で8個のメダルを獲得しているS.A.フレイザー・プライスが10秒94の3位に食い込み、自身5度目の五輪出場を決めている。 このほか、男子400mハードルはM.ジェームス・キングが47秒42でトップ。男子400mはD.ワトキンが44秒48、女子400mHはR.クレイトンが52秒51で制した。
月陸編集部