11月に季節外れのスイカが… 静岡・裾野市の保育園
11月。冬の足音が近づいてくる季節ですが、静岡県裾野市ではあの夏の味覚が意外な場所で。現場を緊急取材しました。 ●難波亮太記者: 「11月なのに…。しかも畑じゃないのにスイカが実りました」 サツキが植えられた花壇に見慣れた黒の縞模様。小ぶりではありますがれっきとしたスイカです。裾野市のさくら保育園小柄沢分園。 園によると8月下旬に芽が出ていることに気づき、肥料をあげるなど世話をしていたところ、10月上旬になって実をつけたということです。 実はこちらの園、5年前に初めて花壇にスイカがなったことがあります。今回はそれ以来のこと。それにしても秋も深まるこの時期に夏の味覚の代表格とも言えるスイカがなぜ? 研究機関によりますと、スイカは気温が低すぎると生育が止まるといい「秋でも暖かい日が多かったことなど生育条件がうまく整った可能性がある」としています。 実際、裾野市に隣接する三島市の先月の平均気温は21・3度で、平年を2・8度上回っています。87歳の園長が世話をしていることから、子どもたちから「じいじのスイカ」と名づけられたこのスイカ。しばらく 様子を見てから収穫しみんなで食べる考えです。 ●さくら保育園小柄沢分園 桜井寛園長: 「一口ずつぐらいしかないと思いますが、子どもと一緒に食べると、果たして中身は赤いかどうかの問題はありますが割ってみなきゃ分かりません」