インバウンド外国人観光客向けの「二重価格」、日本の大学生はどう受け止めている?【ペンマーク調べ】
ペンマークは、「外国人観光客向けの二重価格」に関する調査結果を発表した。学習管理SNS「Penmark」を利用している全国の現役大学生1,116人が回答している。 「外国人観光客向けの二重価格」については、首都圏や大阪有名区域において、インバウンドを対象にしたと思われる従来の市場価格を無視したような高額設定が見受けられ、さまざまな意見が出ている。なお日本政府観光局(JNTO)によると、2024年8月の訪日外客数は300万人に届きそうな勢いだ。
大学生の半数以上、外国人観光客向け「二重価格」に肯定的
まず外国人観光客向けに高い料金を設ける「二重価格」について大学生に聞くと、「知らない」33.3%、「聞いたことはあるが、詳しくは知らない」32.9%で、計6割超が二重価格について十分な理解をしていなかった。
一方で、「外国人観光客向けに高い料金を設けることについてどう思うか」と聞くと、「好ましい」54.4%と過半数が肯定的だった。 これについて店舗側は、外国人向けに新たな対応(外国語の接客、メニュー表の刷新、食べ方のレクチャー等)が必要とされることから二重価格を設定しているとしており、学生からも「自分も海外旅行に行ったときに体験した」「通常と異なるサービスが必要になる場合は価格差が生じるのは仕方がない」といった意見があがっている。
また訪日観光客向けの商業施設「豊洲 千客万来」へ実際に足を運んだという学生からは「自分たちにとっては高いが、外国人観光客が『こんなに安く美味しいものを食べられるなんて』と喜んでいた」というコメントも寄せられたという。
調査概要
・【調査対象】「Penmark公式LINEアカウント」を利用中の学生 ・【調査方法】LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査 ・【調査時期】2024年7月4日~14日 ・【有効回答数】1,116人