【レスリング】藤波朱理がパリ五輪以来の復帰大会で2勝 139連勝に 東日本大学女子リーグ戦
◇レスリング東日本大学女子リーグ戦(2024年11月24日 東京・自由ケ丘学園高体育館) パリ五輪女子フリースタイル53キロ級金メダルの藤波朱理(21)が、日体大の一員として東日本大学女子リーグ戦の59キロ級で出場。神奈川大戦、育英大戦で勝利し、中2だった17年9月から続く公式戦連勝を139に伸ばした。 初戦の神奈川大戦では山内奏美(3年)と対戦した藤波は、開始から次々とポイントを重ねると、片足タックルから背後に回り、最後は2分2秒、フォール勝ちで連勝を138に伸ばした。法大戦は出場しなかったが、優勝の懸かった最後の育英大戦では新井一花(2年)と対戦。1分22秒でフォール勝ちを収めた。 21年世界選手権で初の世界一に輝いた藤波は、東京五輪金メダルの志土地真優らと代表争いを制し、パリ五輪代表に内定。今年3月には左肘の脱臼および靱帯(じんたい)断裂のケガを負ったものの、五輪本番では4試合を危なげなく制し、悲願の金メダルを獲得していた。 来月には2年ぶり4度目の優勝が懸かる全日本選手権(19~22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)が控えるが、出場しない見通し。本格的な復帰は来年になる予定で、6月の明治杯全日本選抜選手権から9月の世界選手権(ザグレブ)を目指す。