松たか子 TBS新春主演ドラマで長女役「実際は末っ子なので、お姉さん気質がなくって…」
女優、松たか子(47)が10日、東京都内で行われた来年1月2日放送のTBS系新春主演スペシャルドラマ「スロウトレイン」(後9・0)の制作発表に共演の多部未華子(35)、松坂桃李(36)らと出席した。 神奈川・鎌倉と韓国・釜山を舞台に、松ら3人が演じる3姉弟の人生の岐路や家族の在り方などを描くオリジナルのホームドラマ。松はしっかり者の長女役だが、自身は女優の松本紀保(53)が姉、歌舞伎俳優の松本幸四郎(51)が兄で「上の2人が親に怒られるのをみながら、こそこそ育ってきた末っ子なので、お姉さん気質がなくって…」と恐縮。今作については「悲しみを抱えながらも生きていかなければいけないということを、お正月に少し立ち止まって考えてもらえたら」とメッセージを送った。 脚本は今年のヒット映画「ラストマイル」や放送中のTBS系「海に眠るダイヤモンド」(日曜後9・0)などで知られる脚本家、野木亜紀子氏が担当。家事全般を担当する役どころの松坂は「僕自身は姉と妹にはさまれて育った」と説明し、劇中で繰り広げられる3姉弟の会話については「自分の話題にならないように話を進める感じは分かる」と共感した。 ほかに星野源(43)、韓国で活躍する俳優、チュ・ジョンヒョク(33)も出席。星野は2016年のTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」など野木氏が手掛けた作品に出演しており、「現実的なところと、こうあってほしいという2つのまなざしが透けてみえる作家性が好きです」と強調。松とはドラマ初共演だが、テレビ朝日系「タモリ倶楽部」の人気コーナーである「『空耳アワー』では共演しています」と笑いを誘った。 職を転々とし、突然韓国に行くと言い出す役どころの多部は「来年は巳(へび)年の年女なので、巳年が生かされるような生き方をしたい」と独特の表現で抱負。ジョンヒョクは日本のドラマ初出演で今作に向けて日本語を特訓。「来年はもっと勉強して、日本語の会話で皆さんと笑い合えるようになりたい」と笑顔で約束した。