自己記録更新へ導くアシックスのランニングタイツ! 特殊な「着圧技術」で快適性とサポート力が格段にUP
一方、ロングタイツは少し事情が異なります。日焼けを気にする女性の方や、フルマラソンの完走を目指す方などは、ロングタイツを購入されることが多く、初心者から中級者における着用率は元々とても高いんですね。なので、着用率が大きく変わったということはありません。
ただ、ハーフタイツにおいても、ロングタイツにおいても、技術は昔よりも大きく進歩しています。
縫製、生地、プリントの進化により、機能性が格段に進歩
ー実際にどのように進化をしているのでしょうか? まずは縫製技術の進歩で、「シームレス」がひとつのトレンドキーワードになっています。生地を縫い付けるのは変わらないのですが、継ぎ目がわかりにくくなっていて、穿いたときの快適性につながっています。 次に生地の進化です。ランニングタイツの役割として、筋肉や関節のブレを抑えるというものがあります。これまでは違う素材を縫い合わせて、強度を出すというのが一般的でした。たとえばサポートがいらないところは生地を1枚にして、強度が必要なところは2枚にするというイメージです。これは今も主流ではあるのですが、我々は穿き心地が損なわれたり、重さが出たりしてしまうのが難点だと考えていました。 そこで登場したのが生地を溶かす技術です。溶かした部分は伸びやすくなり、溶かしていない部分は伸びにくい。生地を加工することで、1枚の生地の中で強度差を出すことができるので、シームレスな縫製にもつながります。
さらにプリントの技術も進化しています。サポートが必要なところにプリントを施すことによって、生地の伸縮を抑え、強度を出すことができます。アシックスの最新のMOTION MUSCLE SUPPORTシリーズにはこのプリント加工を採用しています。
さらに同モデルのスピードタイツには、最新技術が施されています。実は前面の模様はプリントが生地に染み込んでいるんです。プリントを染み込ませると、生地はゴムのような素材になります。イメージとしては、脚の動きに追従して、伸びた前面がゴムのようにパチンと戻るという感じです。この技術により、脚の引き上げや、回転するような足運びをサポートし、エネルギーロスを低減させることが可能になりました。