華やかな経歴を棒に振った容疑者

伏し目がちで警察署から出てきたマスク姿の男性。本誌カメラマンが送検の様子を撮った男からは、かつてテレビ番組に出演した華やかなオーラは感じられなかった。 サメマニアとしてテレビ出演…22歳男「母校のトイレで女子大生盗撮か」戦慄の素顔写真 警視庁高輪署が８月14日に、盗撮の疑いで現行犯逮捕したのは東京都渋谷区に住む無職・豊田朔弥容疑者（22）だ。豊田容疑者は同日夕方４時ごろ、東京海洋大（港区）のキャンパスに侵入しトイレで女子大生を盗撮しようとしたとされる。 「東京海洋大は豊田容疑者の母校です。彼は今年３月に同大を卒業したばかり。国内では唯一の海洋系学問に特化した国立大学で、多くの水産関係の経営者や学者を輩出しています。 豊田容疑者は、卒業したばかりで母校の構造をよく把握していたのでしょう。キャンパスに侵入し、個室トイレの上からスマートフォンをかざし中にいた女子大生を盗撮しようとしたそうです。女子大生が差し向けられたスマホを発見。逃げる豊田容疑者を追いかけて捕まえ、事件が発覚しました」（全国紙社会部記者） ◆「スリルを味わいたかった」 豊田容疑者は、警察の調べに対しこう供述し犯行を認めているという。 「スリルを味わいたかったです」 豊田容疑者の経歴は高校時代から華やかだった。 「世田谷区内の名門私立高に在籍していました。生物部に所属し、他の学生との共同研究で有名な学術賞も受賞しています。魚類に詳しいジャーナリストが主催する合宿に参加してからは、無類のサメ好きになったそうです。 ’19年４月には『サメマニア』として民放のバラエティ番組に出演しています。『よろシャークお願いします』などと軽妙な語り口で人気に。自宅の風呂などを利用し、300体ものサメの標本を作ったと紹介していました。高校時代から女性にモテていて、バラエティ番組出演当時も彼女がいたそうです」（同前） 豊田容疑者は、華やかな経歴を棒に振ってまで「スリルを味わいたかった」のだろうか。警察は余罪についても調べを進めている。