「わかったか、この野郎!」…タイ国籍54歳「横浜の繁華街で日本人男性メッタ刺し」戦慄の素顔写真
「(相違点は)ないです」 裁判官から起訴内容に間違いがないか聞かれ、男はハッキリとこう答えた。 【胸や腹を何度も】…タイ国籍の男が日本人男性をメッタ刺し「生々しい血痕と戦慄現場」写真 9月9日、横浜地裁で行われた裁判員裁判。殺人の罪に問われているタイ国籍の元飲食店従業員クワンキサロート・ルンロー被告(54)は、起訴内容を認めた。昨年11月、横浜市内の路上で日本人男性をメッタ刺しにし殺害したとされる。 「公判で弁護側は『自分や周囲の身を守るためだった』と、ルンロー被告の過剰防衛が認められると主張しました。一方の検察側も過剰防衛の成立は承認。しかし他に選択肢があったはずと訴えています」(全国紙司法担当記者) 『FRIDAYデジタル』は昨年11月6日配信の記事で、ルンロー被告による刺殺事件を詳しく報じている。再録し、犯行現場の生々しい様子やルンロー被告の戦慄の素顔写真などを振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。 ◆男性の胸から真っ赤な血が流れ…… 「いい加減にしろ!」 「わかったか、この野郎!」 「やめろ! やめろ!」 夜の繁華街に響く複数の怒号。男がナイフのような刃物をとり出すと、殴っていた男性はばたりと倒れる。男性の腹や胸からは真っ赤な血が流れ出た……。 凄惨な事件が起きたのは昨年11月2日の夜7時半過ぎだ。場所はJR関内駅から徒歩10分ほどの横浜市中区の繁華街。神奈川県警伊勢佐木署に殺人の疑いで逮捕されたのが、タイ国籍のルンロー被告である。 「ルンロー被告が働くタイ料理店の前で、複数の日本人とタイ人がトラブルになったんです。現場は男たちの罵声や怒号で騒然となりました。髪の毛を掴まれ殴られていたルンロー被告は、身の危険を感じ理性を抑えられなくなったのでしょう。持っていた刃物で、日本人男性の胸や背中をメッタ刺しに。通報を受けた救急隊員により男性は病院へ搬送されましたが、間もなく死亡が確認されました。 他にも男性2人が刺され1人は重傷ですが、命に別状はなかったそうです。現場には生々しい血痕があった。警察の調べに対し、ルンロー被告はこう話し犯行を否認していました。『(事件当時)店の厨房にいたので何もわかりません』と」(全国紙社会部記者) 現場はアジア系の料理店が軒を連ね、地元では「タイタウン」とも呼ばれている。なぜ日本人とタイ人のグループはトラブルになったのだろうか。 「酔った日本人グループが店の前に置いてあった自転車を蹴るなどしたため、ルンロー被告らタイ人店員たちが注意し口論になったそうです。もみ合いは徐々にヒートアップし、7~8人がからむ騒動になったとか。 当初はタイ人たちが一方的に殴る蹴るの暴行を受けていましたが、ルンロー被告が店内にあった刃物で反撃。殺人事件に発展しました。ルンロー被告にとっては『防衛』のために刺したという認識なのでしょうが、人の命が奪われているのですから言い訳になりません。普段は穏やかで、評判の良い店員だったそうですが……。お互いに面識はなかったそうです」(同前) 判決は9月17日に言い渡される予定だ。
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