ロングブレスで体脂肪率6%をキープ! 66歳・美木良介が教える「人生が変わる呼吸法」
呼吸法「ロングブレス」を考案したことで、美木良介氏の肉体と人生は大きく変化した。いつまでも動ける身体でいるため、意識すべきこととは? 【画像で解説】基本の呼吸、ロングブレス
劣化した毛細血管が再生→筋肉量大幅アップ→体温が上がって、死なない身体に!?
「努力性のある呼吸をすることで、無敵の身体ができあがるのです」 お腹を引っこめ続け強く長い呼吸を繰り返す「ロングブレス」の考案者である美木良介氏はそう語り始めた。新著『無敵の100歳』の表紙で、筋肉で引き締まった肉体を堂々と披露している美木氏。66歳の現在、体脂肪率6%を維持し、さらにロングブレスを考案してから10年間は風邪ひとつ引かない、病と無縁の生活を送っている。 「普段、呼吸って意識していませんよね。けれどロングブレスのようにお腹を引っこめて意識的に呼吸を繰り返す、これが努力性の呼吸です。この呼吸により体温が上がっていきます。体温が上がれば免疫力が上がる。そもそも36.5度の体温のなかではガンは生きていけません。さらにこの呼吸を繰り返すことで、血流がよくなり、脳溢血や心筋梗塞といった血液の病気のリスクを抑えることができるんです。つまり体温が上がれば自然と病を寄せつけない、無敵の身体になるということです」 死の危険のある病を呼吸によって遠ざけることができれば、いつまでも現役で活躍することはできるはずだ。 「日本人男性の平均寿命は81歳ですが、元気でいられる“健康寿命”は72歳といわれています。つまり晩年10年近くは歩けないなど、介護が必要な人が多いということ。誰だって死ぬまで自分の足で歩き、現役でいたいですよね。ロングブレスは体温を上げ、血流を増やし、筋肉量もアップさせます。呼吸と連動した運動は、加齢によって劣化した毛細血管も再生させる。だから、ロングブレスを続ければ、いくつになっても自分の足で歩けて誰の手も借りない暮らしがかなうのです」 病のない身体、そして美しい肉体のため、経営者から大物政治家まで、日本中のVIPがこぞって美木氏のスタジオに通いトレーニングの教えを乞う。 「責任ある仕事をされている方々は自分の健康にも責任をもって動いていらっしゃいます。トレーニングはきついですが、自分を助けてくれるもの。本気で皆さん自分の身体に向き合っています。まさにそれが自分を大切にするということなのでしょう」 トレーニング中だけではなく、この呼吸法は普段の生活でも意識的に続けることが大事だと美木氏は念を押す。 「お腹を引っこめて強く長く息を吐く。これを常に意識してくださいと言っても人は忘れる生き物。であれば毎日のルーティンのなかに組みこんでしまえばいいのです。例えば移動でクルマに乗っている時や朝、目が覚めた時は必ずこの呼吸をするなど。血流がよくなるロングブレスは、脳やメンタルにもいいので、特に朝は、この呼吸法で脳が回りだすはずです」 病を遠ざけ、脳を動かし、美しい肉体をつくる。美木氏の言う「努力性の呼吸」とは、人生を劇的に変化させる最強の一手なのだ。