映画監督の是枝裕和監督（62）と俳優の安藤サクラさん（38）が28日、新たな世代の映画監督の輩出をサポートするプログラムのワークショップに参加。イベントに参加した感想を明かしました。 【画像】安藤サクラ　出演した映画『ゴジラ-1.0』　米アカデミー賞受賞で涙 高級ブランド『シャネル』と是枝監督が立ち上げたプログラム『CHANEL AND CINEMA - TOKYO LIGHTS』。是枝監督は「日本映画業界の中で学び直しの機会、もしくは新人をどういうふうに育成していくかという取り組みが、なかなか実現できないなという思いが元々ありまして、その時に『シャネル』さんから“こういうワークショップを一緒にやりませんか”とお声がけいただいて、“それならば”ということでお引き受けして、1年以上かかったかな？　準備に。実現することができました」と説明しました。 また、2日間のイベントの手応えについて「特にトークの部分ではなくて、ワークショップ、実際に演じてみる部分に関していうと、大学の授業でやったことはありますけど、こういう大きな会場で壇上で演じてもらう、演出してもらうというのは初めての試みだったので、相当のプレッシャーがかかったんじゃないかなというふうに思いますけれども、僕自身はとても楽しい、収穫の多い2日間でした」と振り返りました。

是枝裕和監督と安藤サクラさん

若手クリエーターを育成する今回のワークショップで講師を務めた安藤さんは、“どのような思いでプロジェクトに参加をしたか”聞かれると、「講師として登壇された先輩方と違って、自分は誰かに何かを伝えるには、まだ中途半端。どういう形ならばそこに参加できるかと考えた時に、私も共に学びの場になるような、そういう時間を作っていけたらいいのかなって。もし自分だったらどんな授業を受けたいかなって思った時に、私は失敗する姿を見せたいなって思った。OKテイクじゃない部分、どんなことをしているのかっていうことが見られたらいいのかなと思ったので、私はどちらかというと受講者の一員として参加できたらいいなと思って、このプロジェクトに参加しました」と明かしました。