【日本発グランドセイコー】1968年“45GS”復刻デザイン限定モデル2種発売、10振動手巻メカニカル搭載
セイコーは、グランドセイコー ヘリテージコレクションから、50年以上前に発売された10振動の手巻メカニカルモデル“45GS”の復刻デザイン限定モデルを2種類発売する。販売価格はステンレススチールモデルが134万2000円、18Kイエローゴールドモデルが423万5000円で、世界限定本数もそれぞれ設定されている。 【画像】ステンレススチールモデルを別アングルで見る
グランドセイコースタイルの基本設計に則り、1968年に初登場した“45GS”は、10振動のハイビート手巻きムーヴメント“キャリバー4520”を搭載し、高精度を実現した。 今回のモデルは、50年以上を経て復刻されたもので、最新の10振動手巻ムーヴメント“キャリバー9SA4”を搭載。ケースや文字盤のデザインはオリジナルを忠実に再現している。 ケースは、鏡面仕上げとヘアライン仕上げを組み合わせており、フラットな表面とエッジの効いた造形が特徴的だ。光と陰のコントラストが美しく表現されている。 文字盤には12時位置に“SEIKO”のロゴを配置したほか、6時位置には6時位置にはオリジナルモデルと同じ書体を採用した“GS”ロゴと“HI-BEAT”の文字、ムーヴメントの毎時振動数を示す“36000”、さらに第二精工舎のロゴが配置され、68年当時の“45GS”のデザインを再現している。 今回のモデルには、ステンレススチールモデルだけでなくエレガントな18Kイエローゴールドモデルも含まれ、素材違いで当時のデザインを再現したラインナップが揃う。 “キャリバー9SA4”は、2024年の“Watches and Wonders Geneva”で発表され高評価を得た、最新の手巻きムーヴメントだ。“キャリバー4520”と同様に毎秒10振動という高い振動数を追求しながら、ふたつの主ゼンマイを備えたツインバレル、効率的に動力を伝達する独自のデュアルインパルス脱進機により、約80時間のロングパワーリザーブを実現している。 また、巻き上げ時の心地よい感触や音も特筆すべき点となっており、“グランドセイコースタジオ 雫石”のある盛岡市の鳥、セキレイに着想を得た“こはぜ(ゼンマイの力で角穴車が逆回転することを防止するパーツ)”など、手巻き機構を構成するパーツの造形や仕上げにもこだわりが光る。 裏ブタはシースルーバック仕様で、巻き上げ機構の動きを楽しむことができる。なお、いずれも2024年11月9日(土)発売予定。
文◎Watch LIFE NEWS編集部