きょうからガソリン価格値上げ「来年2月以降は190円まで上昇の可能性」補助金段階的減額で専門家予測
みずほリサーチ&テクノロジーズの安川亮太氏が19日、TBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)で、同日からガソリンなどの補助金が減額され、ガソリン価格が上昇したことについて言及した。 政府は11月に石油製品の価格を抑えるための補助金も減額を決定。ガソリンなど石油製品1リットル当たりの補助金は、19日と来年1月16日に分けて段階的に合わせて約10円減る。このためガソリンなどの価格は、19日以降に約5円、来年1月16日以降はさらに約5円値上がりが見込まれている。 自民、公明、国民民主3党はガソリン税の暫定税率を廃止する方針で合意したが、減税の時期について、与党は再来年度以降を想定。一方、国民民主党は「1日も早い廃止」を求めている。 経済産業省が18日に発表した16日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週調査と比べて10銭高い175円80銭だった。6週連続の値上がりで7月中旬以来、約5カ月ぶりの高値となった。原油の輸入価格は下落傾向にあるが、19日からの政府の補助金縮小を見越し、販売価格に反映する動きがあったためとみられる。 安川氏は、今後のガソリン価格について「来年2月以降は政府の補助金の動向が確定していないため190円程度まで上昇する可能性も」とコメントした。